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バランス

「最近、アニーってスゴク元気じゃない?」
と、言われました。
すると、その隣にいたひとが、

「そりゃ、今よっぽどシンドイんだよ」
と、言いました。
わはは。なんていうか、もう、スルドイですな。

へこんでいたり、しんどかったり、悲しいことがあったりした時、
気持ちのバランスを取ろうとして、明るく振る舞おうとすることって
ないですか?
それは周囲にそういう顔を見せたくない、ということだけじゃなくて
そうしてる方が楽になる、というか、
そう振る舞うことで自分もそんな気になってくるような。

以前、なにかで読んだ記憶があるんですが
「無理に作った笑顔でも、脳は普通に『笑ってる』と認識する」
らしい。
笑うというのは非常に体に良いことなので、
たとえつくり笑顔でも、ムゥッとした顔してるよりはマシだと。

そんなことをいちいち考えてるわけじゃないんだけれど、
へこんでいる時に明るく振る舞う、というのは
もしかしたら自分のココロを守ろうとする習性、なのかもしれません。
ただし、私の場合は、
例えば平常が50で、へこみ度マイナス30の場合、
そこに明るさをプラス50してしまうようなんですね。

(50-30)+50=明度70

マイナス分だけ明るくなれるようにはなってないらしい。
これが「最近スゴク元気」に見えるというからくりなんですねぇ。
バランスって難しい。

でも、明るく振る舞うことに限らず、
「振る舞い」というのは気持ちのうえでとても大事なんですよね。

ピシリと背すじをのばす。
それだけで気持ちがちょっと引き締まる。

たとえば服装でもそうで、
私は男の人がきちんとスーツを着てるのを見ると結構ホレボレします。
いつもはラフな格好でいい。
だけど、ここぞという時にスーツが決まるひとは素敵。
女の人でも、着物姿の振る舞いや、
柔らかなドレスを着たときの振る舞いは
やっぱりTシャツとジーンズのときとは違ってくるし。

微妙なアンバランスが素敵なときも、もちろんあって
それがセクシーだったりもします。
でも、これは本当に上級の技だよなぁ、と思う。
たとえば、ちょっとネクタイをゆるめるところは素敵、だけれど
ゆるめすぎちゃうとダラシナイおじさんみたいになっちゃうし、
女の人のセクシーも、ハシタナイのとは別物だし。
計算されたアンバランスなんですよね。

やっぱりたまにはスカートはかなきゃな、と思う
最近ジーンズばかりの私。
女装の趣味を持ってるひとに聞いたんですが、
「女らしい格好をすると、優しい気持ちになる」そうですよ。

そのひとは普段はバリバリに男っぽい現場で仕事をしてるんだけど、
やっぱりそこでは荒々しい声を張り上げる時もあるし、
そういう自分にまたイライラしたりもするんだそうです。
ところが、女装をすると
「まあ、そんなことでいちいち怒らなくても」
って気持ちになれるんですって。

そういうバランスのとりかたもあるんですね。
by onlymoonshine | 2006-06-17 13:44 | crescent moon
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