今週のデリシャス

お風呂の掃除をしようと思ったら
「カビ取りハイターストロング」の容器に
カビが生えていた。

カビ取りハイターなんだから。
さらに、ストロングなんだから。
まず自分の身を守れよ、と
つっこんであげた。




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# by onlymoonshine | 2006-12-09 14:38 | half moon

時と場所を選ばなければいけません

昨日は朝からレッスンがあり、
飛んで帰って父の元へ急ぎ、
夜は店でお客さまのお誕生会、という
結構ハードな一日だった。

お誕生会は大いに盛り上がって、
閉店時間が近づいても
なかなかみんな腰を上げない。
睡眠不足の私は、だんだん頭が朦朧としてきたので、
厨房に引っこんで仮眠をとることに。

そして。

「アニー、うちに帰るよ。起きて」

旦那さまに起こされた私の第一声。

「パスタを放っとけないから、待って」

厨房で寝たので、料理をしてる夢でも見たのかもしれない。
「パスタ?」と、きょとんとして
ガスレンジの方へと目をやる旦那さま。
まだまだ寝ぼけている私。

「パスタ放っとくと、くっついちゃうでしょう」

茹で上げて、オイルをまぶす前だったらしい。
寝ぼける私の扱いには慣れている旦那さまなのだけれど、
場所が厨房だけに、本当に私が何か料理をしていたのか、と
思ってしまったのかもしれない。
きょろきょろしながら「なに?なにしてたの?」と
言っているその声に微妙な緊張感。
そうだよ。
料理中に寝るなんてやばいよ。
戸締まり用心、火の用心!

自分の発した言葉の意味を考えているうちに
目のさめてきた私が、きょろきょろしてる旦那さまに訊ねる。

「なにさがしてるの?」
「パスタだよ」
「・・・パスタ?」
「アニーがパスタって言ったんだよ」
「あっ、はい。えーと、それは夢です」
「・・・夢の話ね」
「(にっこりして)うん!」

ぁにを元気に返事している。
ホッとして、ついでにがっくりして、
肩を落とす旦那さまを後目に、
シャカシャカと残った洗い物を片づけ始める私。
寝ぼけ状態から脱した私は妙にテンションが高いのだ。

今朝起きて、寝ぼけるにも場所を選ばなくちゃなぁ、と
反省した私は、「びっくりさせてごめんね」という気持ちを込めて、
釣りへ出かける旦那さまにお小遣いを千円さしあげた。
あまり謝罪の気持ちは伝わらなかったかもしれない。



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# by onlymoonshine | 2006-12-04 13:47 | crescent moon

私だけ・・・?

私だけでしょうか。

「火垂るの墓」(ドラマ版)のセッちゃんの演技に
エマニエル坊やがかぶってしまった。


だって、大人みたいな顔すんだもん・・・。


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# by onlymoonshine | 2006-12-02 12:04 | half moon

つつましき娯楽

11月最後の夜。
忘年会へ出かける私を車で送ってくれた旦那さまが
「え~・・・なんでスカートなの?」
と、ちょっとぶうぶう言いました。
なんで、って。
それはネット通販で買ったブーツ(格安)が届いたからよ。
せっかくだからスカート履きたいじゃん。
「忘年会って、お座敷?それとも椅子席?」

なぜ旦那さまがこんなことにこだわるのか、というと。
彼は、私がスカートを履くのがお好きではない。
座り方や立ち居振る舞いが「なってない」から、
スカートだと無防備に見えてしまうのが嫌なのだそうです。
誰も私の足やパンツなんか見てないよ!、と言うのですが、
一分の隙もないような振る舞いが出来なきゃだめだ、と
おっしゃいます。
もしくは、自分と一緒の時ならスカートでもいい、そうですが、
それは「ほら、足!」って注意することができるから。
おかげで、彼と付き合うようになってからこれまで、
私は一年のほとんどをジーンズで過ごしています。

こう書いてしまうと、
ヤキモチを焼かれながらも熱愛されてるんです、アタシ、
みたいなおのろけブログのようですが、
旦那さまがぶうぶう言うのは私に限ったことではありません。
たとえば飲みに行ったお店の女の子が立ったり座ったりする時、
ミニスカートからチラリと何かが見えようものなら、
彼は小さくため息まじりに「・・・おぃ~」とつぶやきます。
下を向いた時に、強調した胸元から谷間が覗けば、
「・・・おぃおぃ」と情けなさそうにつぶやいて首を振ります。
ローライズの腰から覗くパンツももちろん不可。
見せパン、ってなんだ!ケシカラン!という
古式ゆかしい男子である旦那さまにとって、
「見せてしまう」もしくは「見えてしまう」女子はすべからく
お説教の対象なのです。

でも、せっかくブーツ(格安)が届いたのだし、
ミニスカートじゃなくて膝丈だから安心だし、
忘年会の会場は椅子席だし、
まあ、なんなら上着をずっと膝にかけておくから、という
説得が功を奏し、久々のスカートでお出かけとなったわけですが、
それでもまだチクリ、と
「俺と出かける時は、スカート履かないのにね」
などとおっしゃるので、
「それじゃ、忘年会がハネたら、一緒にどこかへお出かけしよう」
と提案してみました。

時刻は深夜をまわり、迎えに来てくれた車に乗り込んで、
「さあ、どこへ行く?」となったわけですが・・・問題点が二つ。
①久々に顔を出したい店はあるけど、もう店終いの時間
②他にもお店はあるけど、お財布の中身が心許ない

24h営業のネットカフェにでも行こうか、と提案してはみたのですが、
二人並んでネットするなら家でも同じだし、
それじゃDVDでも借りて家で見ようか、ということになると、
スカート履いてお出かけの意味がない。
つつましくとも楽しく遊びたい、という私達の条件を満たす店が
どこかにないものか・・・と思案する二人。
すると・・・あった。あったじゃないですか。

「そうだ。うちの店へ行けばいいんだ~」

実は最近、うちの店ではカラオケで点数を競うのが
ちょっとしたブームになっております。
エー、今頃ぉ?と思われる方も多いでしょうが、
いつもはうちのお店、点数を出す設定にはしてません。
あくまで点数は機械の基準で出されるので、
私達がすごくうまい!と思う人や、
とってもじーんと胸打たれる歌が、
必ずしも高得点を取るわけじゃないっていうのが
腹立たしいというか、まあ、
「けっ!機械にナニがわかる」的な思いがあり、
お客さまに頼まれない限り、点数設定はしないことに
していたのです。

ところが逆に、
「機械がどんな基準で高得点を出すのか」と
考え始めたら・・・なんだか面白くなってきたんですねぇ。
歌のよしあし、というより、これはゲーム感覚。
機械のルールに則って、点稼ぎに執念を燃やすのです。

高得点を出すのには、
機械に気に入られる(?)歌い方、たとえば
①あまり感情をこめずに“棒読み”で歌う
②ビブラートをきかせない
③声を張り上げない
④カラオケの裏に流れる主旋律メロディに沿って正確に歌う
などの技術を習得すること、そして
高得点を出しやすい曲選びが肝心。

常にすごく高い点の出る曲として、
うちの店では封印された歌に「もののけ姫」があります。
ほんのワンフレーズ歌って、曲をストップさせるだけで
いとも簡単に900点以上が出せてしまう
まさにバケモノ的な曲です。

今夜は店で歌いまくって、
「もののけ姫」のような高得点を出しやすい曲を
探してみよう、ということになり、イソイソとおつまみを買って
店へと向かう私達。
二人っきりもなんだから、誰か誘ってみよう、と
ご近所の女の子にメールをしたら、
「わーい、ちょうど明日はお休みなんです」
と、部屋着のジャージ姿でやってきました。

三人で、この曲ならどうだ、あの曲ならどうだ、と
じゃんじゃんカラオケを入れて歌いまくった一夜。
「キイが高く、ゆっくりしたテンポ」の曲は高得点、
ということには察しがついていましたが、
音の高低差があまりない曲も
結構高い点をとれることがわかったりして、
お金のかからないつつましい娯楽の中にも
なかなかの収穫があったのでした。

でも・・・今、よくよく考えてみると・・・1つの疑問が。
自分の店でカラオケの練習するだけなら、ハタシテ
「スカート履いてお出かけ」の意味はあったのでしょうか・・・。


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# by onlymoonshine | 2006-12-02 11:25 | crescent moon

当たるも八卦、当たらぬも八卦

相も変わらずDVDまとめ借りにいそしんでいます。
私は急にバタバタ仕事や用事に追われ出すので、
返却日までに見きれなくて
ダッシュ見(?)することも多いのですが。

そして、相も変わらず二人がそれぞれ選ぶ作品は
はっきり好みが分かれているわけで、
最近レンタルした物を挙げてみると
結構面白いものがあります。

まずは旦那さまチョイス作品。

○シャンハイ・ナイト(ジャッキー・チェン主演)
○シャンハイ・ヌーン(  〃  )
○アイ・スパイ(エディ・マーフィー&オーウェン・ウィルソン
                       ↑上記二作にも出演)
○ザ・フォリナー撃鉄(スティーブン・セガール主演)
○パーフェクト・ストーム(なんかものすごい大波)
○ジュマンジ (なんかものすごい動物奇想天外)
○バトルロワイヤル1.2(旦那さまは藤原くんファン)
○バイオ・ハザード1.2 (「ジョボヴィッチ、ジョン・ボンジョビ」と
                 三回続けて言ってみましょう)
○バタリアン4(出ましたゾンビ)

今回はゾンビがあまり登場してませんが、
(まぁ、バイオ・ハザードもゾンビみたいなものよね)
やはりアクション&スリルとホラー系です。
前に何度か観たお気に入りをまたレンタルする、というのも
旦那さまによくある傾向です。

続いて、Annie'sチョイス。

○ザッツ・エンターテイメント1.2.3(MGMミュージカル好き)
○Always 三丁目の夕陽(ほのぼの、しみじみ)
○パッチギ!(♪イムジン川 水清く~)
○コーラスライン(♪One! テッテレッテ・テテッ・・・歌詞知らない)
○ザ・ローズ(♪Some say love it is a river・・・)
○笑の大学(三谷さん好きっす。顔はダサイお坊っちゃまみたいだけど。
      たぶん小学校の頃、白いタイツをはいてたんじゃないかしら)
○博士の愛した数式(読んでから観た。小川洋子さん、好きデス)
○サイダーハウス・ルール(読んでから観た。アーヴィング)
○命 (読んでから観た。エスミはやっぱショムニだと思う)
○Bye Bye Blackbird (制作:演劇ぶっく ・・・後述)
○火垂るの墓 (TVドラマの方。見逃したので)
○タイガー&ドラゴン1~5(ほとんど見逃したので)

私の場合は、ダンス&音楽系、原作から入った系、
前にも観たけどまた観たかった系、
評判を聞いて観てみようと思った系。(どんな分類だ)
私がチョイスしたもので、旦那さまを観る気にさせたのは
「タイガー&ドラゴン」と「火垂るの墓」くらいですね。
「パッチギ!」は、誘って一緒に観たけど、
『おっ』と言ったのは大友康平が出たとこだけだった・・・。

まぁ、そんな私達なのですが、
たまに二人ともタイトルやケースに書かれた解説に惹かれて
衝動的に借りてしまうDVDがあり、
そういうのに限って「ハズした」と思うことが結構あります。
旦那さまは上記したなかで、スティーブン・セガールのと
「バタリアン4」は面白くなかった、と言ってましたが、
私は「命」が、原作も映画も『・・・う~ん』って感じ。
ドキュメントに基づいているのでね、
現実の方がもっと壮絶だったろうし、
切実だったろうな、とは思うんだけれど、
作品として感動したか、というと『・・・う~ん』でした。

そして、もうひとつ。
「Bye Bye Blackbird」は、ねえ。
短編が二作、なんですけど、
タイトルになってる「Bye Bye Blackbird」の方が、ねえ。
見終わった後、『・・・え~』って声が出てしまったほど、
私にとってはつまらなかったのです。

解説には、こう書いてあったんですね。

「映画『天使の卵』の公開を今秋に控える冨樫森監督の感動作。
オーディションで一目惚れし舞台公演で主役に抜擢しながら、
突然失踪してしまった女性の面影を求めて捜査する
演出家の狂気を描いた『Bye Bye Blackbird』・・・」
こちらを参照)

「天使の卵」は原作を読んでるから興味があるし、
そして何より、劇団出身者としては
この解説に興味をひかれたわけですよ。
だって、「オーディションで一目惚れ」だよ!
そして「突然失踪」ですよ!
なに?なに?何があったの?とワクワクするじゃないですか。

ところがね。
まず、オーディションの場面で、
仏頂面の主演女優を見た瞬間に、まず『え~』。
か、かわいくない。そして、なんつうガタイの良さ。
意志の強そうな、きつい目はしているけど・・・
でも、でも一目惚れ、なんだよねぇ?

いや、マテ。
ルックスに一目惚れ、とは書いてないぞ。
演出家が一目惚れ、するんだものな。
きっと、演技だ。演技に惚れるんだ、と思い直して
さらに『え~』。・・・ワカリマセン。私にはワカリマセン。

おまけに、(なぜか)彼女に一目惚れしてしまい、
お金を持ち逃げしていなくなった彼女を
芝居の演出ほっぽりだして探し回る
演出家からも、全然狂気を感じない。
これじゃただの人の良い、気の弱そうな青年ジャナイカ。

こうなると、もういちいちツッコミを入れたくなりますね。

最初のオーディションで、
生意気そうな態度をとったため、
「女優なら、ここで脱いでみろよ」と言われた彼女は
洋服を脱ぎだして(ブラまでね)止められる、という
場面があります。だけどさ、
実際のベッドシーン(といっても、映画の中ですが)でも、
ブラまでね、だったので
思わず『脱がないのかよ~!』とツッコむ私。
女優なら脱いでみろよ、ってセリフがあるのに
女優なのに脱がないんじゃん。
女優なら脱いでみろよ、ってセリフじたい、
まあ、実は変だし、いかにも言いそうな、
ステレオタイプなセリフなんだけれども、
そして、別に見せて頂きたいわけじゃないんだけれども、
これじゃなんだか大昔の少女漫画のベッドシーンだ。
こんな中途半端なシーンなら、バッサリない方がいい。
そういうことがありました、ってことにしちゃえばいい。

ラストでも、いや、これから観る!という方のために
結末は書きませんが、
そりゃ無理でしょ、とツッコみましたねぇ。
・・・あのガタイを・・・あの演出家が・・・あんな所へ・・・
無理だ。絶対無理だと思うわ!

あぁ、なんかもう怒りにまかせて書いてしまいましたが、
これって劇団出身者だから、なんか腹が立つのかなぁ。
私は一応、人の創ったものに対しては
謙虚な態度を示そうと思う方です。
この良さをわからないのは、こっちに問題があるのかも。
もう一回観たらわかるんじゃないかしら、とかね。
でも、そんなパワーも今回は出なかったの。
なんだかなぁ、もう・・・ハズしちゃったわ。

ナドと言いつつ。
たまに「わぁ、これアタリ!」っていうのがあるから、
衝動レンタルはやめられないんですけどね。


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# by onlymoonshine | 2006-11-27 04:06 | half moon

がんばったのだ

「Annie's Dining」からのお知らせです。

読書日記「Afternoon Library」に、
なんとっ!7月の読書日記が!!

早いじゃん。やればできるじゃん。
いいぞ、この調子!

なんか長くなっちゃうのはあらすじを書くからですね。
でも、あらすじ書かないと、わかんないしなぁ。
なんとかもう少し短く書けないものかと思案中。

お暇な時間のある方、読んでみてくださいね。


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# by onlymoonshine | 2006-11-23 08:00 | half moon

北の国へ嫁ぐ従姉妹へ

年の離れた従姉妹が金沢へお嫁に行きます。
金沢には、私は一度しか行ったことがないけれど、
お酒の美味しいところでした。・・・ってそれだけかぃ!

いや、あのね。
一緒に行った人、っていうか、その当時の恋人がね、
金沢の街を巡るより小松空港で飛行機の写真を撮りたがってね。
小松空港って、自衛隊の小松航空基地があるんですよね。

こう言っちゃ失礼なんですけど
小松空港って特に見るべきものもないし、
飛行機にも全然興味は持てない私なので、
「私は金沢観光するから、写真撮ってくれば?」と言ったら
ガゼン不機嫌になりあそばしましてね、
「せっかく一緒に来たんだから、俺も観光する」
とは言ってくれたんですけど、
武家屋敷や兼六園を巡っている間中、
むっつりしてるし、足も止めないし、
おぉい、観光って競歩でするもんなの?というくらい
早足でずんずんずんずん行っちゃうので、
音をあげた私が「もう、いいよ。小松、行く?」と聞いたら、
パッと目を輝かせて「えっ、いいの?行こう、行こう」って
浮かれ始めましてね、
それから彼は半日飛行機撮影。私は車の中でずーっと読書。

「ああ、楽しかった」という彼を、
帰りに寄った東尋坊の上からちょっと押そうか、と思いましたが、
いきなり火サスの主人公になるのもいやなので、
日本海へ終わりかけた恋を投げ捨てて帰ってきました。

だってさぁ。
立派なカメラ持っていったのに、
写ってるのは飛行機の写真ばっかりなんだよ。なんじゃ、そりゃ。
哀しみ本線日本海。恋の終わりは日本海。

こらこら。
嫁ぐ従姉妹に、ふさわしくない話の流れだわ。
まあ、従姉妹はこのブログの存在すら知らないのですけれど。

そうね、嫁ぐ日にふさわしく、
彼女が生まれたときのお話を。

従姉妹が生まれたのは、私が大学1年生のとき。
そして、くしくも彼女の誕生日は、当時の恋人と同じ日。
あ、ヒコーキ写真男ではないです。
高校の頃から片想いをしていた憧れの先輩で、
白いフォルクス・ワーゲンに乗ってたから
ワーゲン男としておこう。(いいのか、それで)

静岡で従姉妹が生まれ、上にもまだ小さな兄弟がいるので、
私は2週間くらいの予定でおばちゃまの家へ家事手伝いに
行くことになりました。
たかが2週間。されど2週間。
当時は携帯電話もポケベルも出回ってませんから、
連絡を取ることもままならない2週間は長い。

慣れない手つきで料理をしたり、おむつを洗ったり、
やんちゃな従兄弟たちと遊んだりしながらも、
心はいつも「彼は今頃どうしているのでしょう」という
せつない気持ちでいっぱいでした。
その頃おばちゃまとおじちゃまは、従姉妹の命名で
ちょっともめたりしてました。

何日かたった頃、私は大学の用事で、
半日だけこちらへ戻ってこなければならなくなりました。
どんな用事だったのか、忘れてしまったけれど・・・
もしかしたら、先に延ばしても大丈夫な用事だったのかもシレナイ。
「帰ってくれば、少しでも彼に会える」という憶測が
「どうしても戻らなくちゃいけない」コトにさせてしまったのかもシレナイ。
いや、きっと、そうなのでしょう。

おじちゃまは、たぶんそんな私の胸の内を見透かしていて、
それでも私に気をつかってくれて、
「じゃあ、おじちゃんのおつかいも頼むね」
と言って往復の新幹線代をくれました。
おじちゃまのおつかい。
それはヤマサちくわの「半月」を買ってくること。
もちろん、静岡でも買えたのです、きっと。
こちらへ戻る名目を与えてくれようとする、気遣いのおつかい(ウマイ)。

かくして。
舞い戻り、大学の用事をすませ、「半月」も買って、
あとは駅で彼を待つばかり。
彼は名古屋の大学に通っていたので、急いで帰ってきても
私が静岡へ戻る新幹線の時間まで
ほんのちょっぴりしか会うことはできません。
(そこはさすがにおじちゃまも、預かった姪っこの帰宅時間を
厳しく指定していました)

まだかな、まだかな。
刻々と過ぎる時間。
息を切らせて、恋人が走ってくるのをみつけた瞬間、
私はぽろぽろ涙を流していました。
BGMは郷ひろみ「よろしく哀愁」。
♪会えない時間が 愛育てるのさ~ Yes 高須クリニック

あの頃は何がそんなに不安だったんだろうね。

元来無口な人だったので、交わした会話も
「従姉妹の名前は○○ちゃんに決まったよ」とか
「おじちゃんが半月買ってきて、って言ったの」とか
私が一方的に報告する普通の世間話みたいなものでしたが。

駅で立ち話するだけの短い逢瀬はあっという間に終わり、
私は彼に見送られてまた静岡へと戻りました。
ところがです。
それから3日もたたないうちに、
私は40度の高熱を発し(たぶん知恵熱
これでは致し方ない、と家へ送り返されたのです。
ああ、なんて役立たず
ふがいない姪を許して、おじちゃま、おばちゃま。


本格的な遠距離恋愛、という経験のない私には
金沢との遠い距離を超えて結婚することになった
従姉妹の喜びは想像することしかできないけれど。
よかったね。
これからは毎日一緒だね。
毎日一緒は一緒で、いろーんなことがあるけれど
会いたくて、会えなかった頃の気持ちを
ずっと忘れないでいてね。

雪景色の金沢で、従姉妹夫婦が迎えるクリスマスが
あったかくて素敵なものであるように、
役立たずのお姉さんは祈っています。


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# by onlymoonshine | 2006-11-20 16:02 | crescent moon

やっと6月って・・・

「Annie's Dining」よりお知らせです。

「Afternoon Library」に
やっと!やっと6月の読書日記が追加されましたぁ。

えっ?今月はもう11月?
どうするんだ、5カ月分溜まりに溜まった感想文は。
今年中にはなんとかしたい、と思ってます。
わりと本気で。(大丈夫かぁ?)


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# by onlymoonshine | 2006-11-17 19:40 | half moon

そのようなことがあったので・・・

そのようなこと(↓の日記参照)があって、
翌日も浜松でのお仕事の最中(Sunshine Market参照)に
実はちょっと一時頭がフラ~っとしたりということもあり、
知り合いの看護婦さんに「なんなんでしょ?」と聞いたら、

「とりあえず、ぐっすり寝なさい」

と基本中の基本なことを指摘され、
天狗連会長からも

「自分を大事にするのは、特に女性は難しいでしょうが、
 ならぬ我がままするが我がまま、でお願いします」

と心に優しさがしみるようなメールを頂いたので、
寝よう、とにかく、寝よう、と
今朝未明からお昼にかけて8時間ちかく
たっぷり寝かせて頂きました。

起きたら・・・寝ながらよほど暴れたのでしょうか・・・
ものすごいボンバーヘッドになってました。
うわ~、すごい。
今週のびっくりどっきり頭。
このままミュージカル・アニーに出られそう。

面白いので♪ボンバヘ、ボンバヘ と歌いながら
そのままほかっておきました。
だらしない、って楽ちんですね。
でも、さすがにずっとこのままはやばいか。

お風呂に入って脱ボンバー。
親父さまのところへ行って参ります。
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# by onlymoonshine | 2006-11-13 16:38 | crescent moon

いきあたりばったり

Happy-go-lucky
・・・のんき[楽天的]な、行き当たりばったりの、運任せの
  成り行き次第の(easy-going)

          「研究社 新英和大辞典 第五版」より


日本語で「いきあたりばったり」と言ってしまうと、
ちょっぴりそこには否定的な意味が含まれる。
無計画で考えなしで、
たまたま今回はうまくいったかもしれないけれど、
そういうことでは後から手痛いしっぺ返しをくらうわよ、という
「あんたの生き方綱渡り」的な示唆を感じさせる言葉である。

ところが、英語で「ハッピー・ゴー・ラッキィ!」と言えば、
なんだかもう手放しで喜んでいる感じだ。
なんとなぁくだったけど、こんなにうまくいっちゃった!
わぁーい、やったやったぁ!
途中経過はどうあれ「終わりよければすべてよし」という感覚は、
古き良き農耕民族の日本人には馴染まないのかもしれない。

農業というのは非常に計画的に成されるもので、
その年、その年の天候などを考えながら、
それまでの経験を活かして種まきから収穫までの作業を
的確かつ着実に行わなければならない。
そこに「なんとなぁく」は許されないのである。
「棚からぼた餅」のような諺もあるんだけれど、
せいぜい「ぼた餅」っていうのがみみっちいというか、しょぼい。
逆にいえば幸運の象徴が小判とかじゃなく、
「ぼた餅」というあたり、
へたをすれば腐ってるかもしれないわけで、
幸運だと思ったものが不幸の始まり、という
暗喩さえも感じさせるものがある。

自然と共存し、自然から学んで、
実りという分け前に預かる農耕民族に対し、
勇猛かつ果敢に自然に挑み、君臨し、奪う狩猟民族が
重視するのは、計画性よりも狙い定めた獲物を捕らえる
腕っぷしや、その場を乗り切る判断力。
そして何より肝心なのは、獲物に巡りあうかどうかという
「運」である。

ちなみに私の愛用している、
「研究社 新英和大辞典 第五版」
(これがまた凶器に使えそうなくらい分厚く重い)には、
「Happy-go-lucky」の二つしたの項に
「Happy-hunting-ground」という言葉が
揚げられているが、これは「極楽・天国・楽園」の意。
直訳すれば「幸せな狩猟場」になるけれど、
北米ネイティヴ・アメリカンの一部種族では、
死後、勇者や狩人が、この「極楽」で
狩りと豊かな食事を楽しむと信じられているんだそうだ。
死んでからも狩りだなんて、そんな殺生な、とも思うけれど
彼らにとっては蓮の花が咲く池の周りで心静かに過ごす
ことになんて、魅力のかけらもないんだから仕方ない。

彼らからすれば「くもの糸」なんて、
全然ピンとこない話なのかもしれないなぁ。
まあ、そんなことを思ったりもする
「運の良さ」解釈の違いなんでありますけれども。

いきあたりばったり、が負のイメージなのは
「バッタリ」という語感のせいかもしれない。
行き当たって、バッタリ=行き倒れ、みたいな。

行き倒れではないんだけれど、
私が「バッタリ」倒れたのは先週のこと。
ここのところいろんなことが重なって、多忙でもあり、
人間関係から生じる精神的なストレスも
たまってきていたのかもしれない。
病院で父に付き添い、その帰りに天狗連の俳句の会、
「天句会」へ参加していたら、
会も終わり頃、視界が狭くなり暗くなってきた。
「あ、やばいなぁ」と思って、トイレへ行こうと立ち上がり、
座敷から廊下へ出る襖に手を掛けようとした瞬間、
なんにも力が入らなくなって・・・
気がついたら仰向けにひっくり返っていた。

「なんだなんだ」、「おいおい、大丈夫?」という声が
聞こえるのだけれど目が開けられないし体が動かない。
位置的には、呈茶さんと虚生さんが座っている間に
ちょうどパッタリ倒れ込んだようになってるらしい。

「たちくらみ?動かないで、ちょっと寝てたほうがいいよ。
帰りはお迎えに来てもらうんだよね。電話しようか?」
呈茶さんが甲斐甲斐しく面倒を見てくれる。
ありがとう、呈茶さん。
これからは呈茶さんを天狗連の保健委員と呼ぶからね。
虚生さんがフォローしてくれる声も聞こえる。
「彼女、すごく忙しいから。お父さんも入院してるし、
夜は店もあるし、うちがコピーの仕事入れちゃうし」
それに応えて初音さんが、
「虚生さんのせいなのね、虚生さんの」
と言っている。いやいやいや、そうじゃないのよ。
そうじゃないの、と言いたいのだけれど
弱々しく手を振ることしかできない。
情けなくてちょっぴり涙がにじんできた。
「楽になるから。これ、当てた方がいい」と、
重ねたお座布を頭の下に差し入れてくれたのは会長。
会長、すみません。
せっかくの句会でこんなことになって申し訳ないです。
ちょっと離れたところから、へるさんの声が聞こえた。
「ケツが重くて倒れたのかと思いましたわ。わはは」
てめえ、へる吉。覚えとけ。

そんな様々な想いも口に出せないまま、
呈茶さんからの電話で車を飛ばしてきてくれた
旦那さまに寄っかかって階段を下り、
家へと運ばれていった私なのでありました。

なんとかなるさ、ではなんともならないこともある。
いっぱいいっぱいになる前に、
もうちょっと体のことも考えて、
計画的に日々を送らなきゃいけないなぁ、と
しみじみ「いきあたりバッタリ」を反省する今日この頃です。

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# by onlymoonshine | 2006-11-13 14:50 | moonless