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当たるも八卦、当たらぬも八卦

相も変わらずDVDまとめ借りにいそしんでいます。
私は急にバタバタ仕事や用事に追われ出すので、
返却日までに見きれなくて
ダッシュ見(?)することも多いのですが。

そして、相も変わらず二人がそれぞれ選ぶ作品は
はっきり好みが分かれているわけで、
最近レンタルした物を挙げてみると
結構面白いものがあります。

まずは旦那さまチョイス作品。

○シャンハイ・ナイト(ジャッキー・チェン主演)
○シャンハイ・ヌーン(  〃  )
○アイ・スパイ(エディ・マーフィー&オーウェン・ウィルソン
                       ↑上記二作にも出演)
○ザ・フォリナー撃鉄(スティーブン・セガール主演)
○パーフェクト・ストーム(なんかものすごい大波)
○ジュマンジ (なんかものすごい動物奇想天外)
○バトルロワイヤル1.2(旦那さまは藤原くんファン)
○バイオ・ハザード1.2 (「ジョボヴィッチ、ジョン・ボンジョビ」と
                 三回続けて言ってみましょう)
○バタリアン4(出ましたゾンビ)

今回はゾンビがあまり登場してませんが、
(まぁ、バイオ・ハザードもゾンビみたいなものよね)
やはりアクション&スリルとホラー系です。
前に何度か観たお気に入りをまたレンタルする、というのも
旦那さまによくある傾向です。

続いて、Annie'sチョイス。

○ザッツ・エンターテイメント1.2.3(MGMミュージカル好き)
○Always 三丁目の夕陽(ほのぼの、しみじみ)
○パッチギ!(♪イムジン川 水清く~)
○コーラスライン(♪One! テッテレッテ・テテッ・・・歌詞知らない)
○ザ・ローズ(♪Some say love it is a river・・・)
○笑の大学(三谷さん好きっす。顔はダサイお坊っちゃまみたいだけど。
      たぶん小学校の頃、白いタイツをはいてたんじゃないかしら)
○博士の愛した数式(読んでから観た。小川洋子さん、好きデス)
○サイダーハウス・ルール(読んでから観た。アーヴィング)
○命 (読んでから観た。エスミはやっぱショムニだと思う)
○Bye Bye Blackbird (制作:演劇ぶっく ・・・後述)
○火垂るの墓 (TVドラマの方。見逃したので)
○タイガー&ドラゴン1~5(ほとんど見逃したので)

私の場合は、ダンス&音楽系、原作から入った系、
前にも観たけどまた観たかった系、
評判を聞いて観てみようと思った系。(どんな分類だ)
私がチョイスしたもので、旦那さまを観る気にさせたのは
「タイガー&ドラゴン」と「火垂るの墓」くらいですね。
「パッチギ!」は、誘って一緒に観たけど、
『おっ』と言ったのは大友康平が出たとこだけだった・・・。

まぁ、そんな私達なのですが、
たまに二人ともタイトルやケースに書かれた解説に惹かれて
衝動的に借りてしまうDVDがあり、
そういうのに限って「ハズした」と思うことが結構あります。
旦那さまは上記したなかで、スティーブン・セガールのと
「バタリアン4」は面白くなかった、と言ってましたが、
私は「命」が、原作も映画も『・・・う~ん』って感じ。
ドキュメントに基づいているのでね、
現実の方がもっと壮絶だったろうし、
切実だったろうな、とは思うんだけれど、
作品として感動したか、というと『・・・う~ん』でした。

そして、もうひとつ。
「Bye Bye Blackbird」は、ねえ。
短編が二作、なんですけど、
タイトルになってる「Bye Bye Blackbird」の方が、ねえ。
見終わった後、『・・・え~』って声が出てしまったほど、
私にとってはつまらなかったのです。

解説には、こう書いてあったんですね。

「映画『天使の卵』の公開を今秋に控える冨樫森監督の感動作。
オーディションで一目惚れし舞台公演で主役に抜擢しながら、
突然失踪してしまった女性の面影を求めて捜査する
演出家の狂気を描いた『Bye Bye Blackbird』・・・」
こちらを参照)

「天使の卵」は原作を読んでるから興味があるし、
そして何より、劇団出身者としては
この解説に興味をひかれたわけですよ。
だって、「オーディションで一目惚れ」だよ!
そして「突然失踪」ですよ!
なに?なに?何があったの?とワクワクするじゃないですか。

ところがね。
まず、オーディションの場面で、
仏頂面の主演女優を見た瞬間に、まず『え~』。
か、かわいくない。そして、なんつうガタイの良さ。
意志の強そうな、きつい目はしているけど・・・
でも、でも一目惚れ、なんだよねぇ?

いや、マテ。
ルックスに一目惚れ、とは書いてないぞ。
演出家が一目惚れ、するんだものな。
きっと、演技だ。演技に惚れるんだ、と思い直して
さらに『え~』。・・・ワカリマセン。私にはワカリマセン。

おまけに、(なぜか)彼女に一目惚れしてしまい、
お金を持ち逃げしていなくなった彼女を
芝居の演出ほっぽりだして探し回る
演出家からも、全然狂気を感じない。
これじゃただの人の良い、気の弱そうな青年ジャナイカ。

こうなると、もういちいちツッコミを入れたくなりますね。

最初のオーディションで、
生意気そうな態度をとったため、
「女優なら、ここで脱いでみろよ」と言われた彼女は
洋服を脱ぎだして(ブラまでね)止められる、という
場面があります。だけどさ、
実際のベッドシーン(といっても、映画の中ですが)でも、
ブラまでね、だったので
思わず『脱がないのかよ~!』とツッコむ私。
女優なら脱いでみろよ、ってセリフがあるのに
女優なのに脱がないんじゃん。
女優なら脱いでみろよ、ってセリフじたい、
まあ、実は変だし、いかにも言いそうな、
ステレオタイプなセリフなんだけれども、
そして、別に見せて頂きたいわけじゃないんだけれども、
これじゃなんだか大昔の少女漫画のベッドシーンだ。
こんな中途半端なシーンなら、バッサリない方がいい。
そういうことがありました、ってことにしちゃえばいい。

ラストでも、いや、これから観る!という方のために
結末は書きませんが、
そりゃ無理でしょ、とツッコみましたねぇ。
・・・あのガタイを・・・あの演出家が・・・あんな所へ・・・
無理だ。絶対無理だと思うわ!

あぁ、なんかもう怒りにまかせて書いてしまいましたが、
これって劇団出身者だから、なんか腹が立つのかなぁ。
私は一応、人の創ったものに対しては
謙虚な態度を示そうと思う方です。
この良さをわからないのは、こっちに問題があるのかも。
もう一回観たらわかるんじゃないかしら、とかね。
でも、そんなパワーも今回は出なかったの。
なんだかなぁ、もう・・・ハズしちゃったわ。

ナドと言いつつ。
たまに「わぁ、これアタリ!」っていうのがあるから、
衝動レンタルはやめられないんですけどね。


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by onlymoonshine | 2006-11-27 04:06 | half moon

がんばったのだ

「Annie's Dining」からのお知らせです。

読書日記「Afternoon Library」に、
なんとっ!7月の読書日記が!!

早いじゃん。やればできるじゃん。
いいぞ、この調子!

なんか長くなっちゃうのはあらすじを書くからですね。
でも、あらすじ書かないと、わかんないしなぁ。
なんとかもう少し短く書けないものかと思案中。

お暇な時間のある方、読んでみてくださいね。


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by onlymoonshine | 2006-11-23 08:00 | half moon

北の国へ嫁ぐ従姉妹へ

年の離れた従姉妹が金沢へお嫁に行きます。
金沢には、私は一度しか行ったことがないけれど、
お酒の美味しいところでした。・・・ってそれだけかぃ!

いや、あのね。
一緒に行った人、っていうか、その当時の恋人がね、
金沢の街を巡るより小松空港で飛行機の写真を撮りたがってね。
小松空港って、自衛隊の小松航空基地があるんですよね。

こう言っちゃ失礼なんですけど
小松空港って特に見るべきものもないし、
飛行機にも全然興味は持てない私なので、
「私は金沢観光するから、写真撮ってくれば?」と言ったら
ガゼン不機嫌になりあそばしましてね、
「せっかく一緒に来たんだから、俺も観光する」
とは言ってくれたんですけど、
武家屋敷や兼六園を巡っている間中、
むっつりしてるし、足も止めないし、
おぉい、観光って競歩でするもんなの?というくらい
早足でずんずんずんずん行っちゃうので、
音をあげた私が「もう、いいよ。小松、行く?」と聞いたら、
パッと目を輝かせて「えっ、いいの?行こう、行こう」って
浮かれ始めましてね、
それから彼は半日飛行機撮影。私は車の中でずーっと読書。

「ああ、楽しかった」という彼を、
帰りに寄った東尋坊の上からちょっと押そうか、と思いましたが、
いきなり火サスの主人公になるのもいやなので、
日本海へ終わりかけた恋を投げ捨てて帰ってきました。

だってさぁ。
立派なカメラ持っていったのに、
写ってるのは飛行機の写真ばっかりなんだよ。なんじゃ、そりゃ。
哀しみ本線日本海。恋の終わりは日本海。

こらこら。
嫁ぐ従姉妹に、ふさわしくない話の流れだわ。
まあ、従姉妹はこのブログの存在すら知らないのですけれど。

そうね、嫁ぐ日にふさわしく、
彼女が生まれたときのお話を。

従姉妹が生まれたのは、私が大学1年生のとき。
そして、くしくも彼女の誕生日は、当時の恋人と同じ日。
あ、ヒコーキ写真男ではないです。
高校の頃から片想いをしていた憧れの先輩で、
白いフォルクス・ワーゲンに乗ってたから
ワーゲン男としておこう。(いいのか、それで)

静岡で従姉妹が生まれ、上にもまだ小さな兄弟がいるので、
私は2週間くらいの予定でおばちゃまの家へ家事手伝いに
行くことになりました。
たかが2週間。されど2週間。
当時は携帯電話もポケベルも出回ってませんから、
連絡を取ることもままならない2週間は長い。

慣れない手つきで料理をしたり、おむつを洗ったり、
やんちゃな従兄弟たちと遊んだりしながらも、
心はいつも「彼は今頃どうしているのでしょう」という
せつない気持ちでいっぱいでした。
その頃おばちゃまとおじちゃまは、従姉妹の命名で
ちょっともめたりしてました。

何日かたった頃、私は大学の用事で、
半日だけこちらへ戻ってこなければならなくなりました。
どんな用事だったのか、忘れてしまったけれど・・・
もしかしたら、先に延ばしても大丈夫な用事だったのかもシレナイ。
「帰ってくれば、少しでも彼に会える」という憶測が
「どうしても戻らなくちゃいけない」コトにさせてしまったのかもシレナイ。
いや、きっと、そうなのでしょう。

おじちゃまは、たぶんそんな私の胸の内を見透かしていて、
それでも私に気をつかってくれて、
「じゃあ、おじちゃんのおつかいも頼むね」
と言って往復の新幹線代をくれました。
おじちゃまのおつかい。
それはヤマサちくわの「半月」を買ってくること。
もちろん、静岡でも買えたのです、きっと。
こちらへ戻る名目を与えてくれようとする、気遣いのおつかい(ウマイ)。

かくして。
舞い戻り、大学の用事をすませ、「半月」も買って、
あとは駅で彼を待つばかり。
彼は名古屋の大学に通っていたので、急いで帰ってきても
私が静岡へ戻る新幹線の時間まで
ほんのちょっぴりしか会うことはできません。
(そこはさすがにおじちゃまも、預かった姪っこの帰宅時間を
厳しく指定していました)

まだかな、まだかな。
刻々と過ぎる時間。
息を切らせて、恋人が走ってくるのをみつけた瞬間、
私はぽろぽろ涙を流していました。
BGMは郷ひろみ「よろしく哀愁」。
♪会えない時間が 愛育てるのさ~ Yes 高須クリニック

あの頃は何がそんなに不安だったんだろうね。

元来無口な人だったので、交わした会話も
「従姉妹の名前は○○ちゃんに決まったよ」とか
「おじちゃんが半月買ってきて、って言ったの」とか
私が一方的に報告する普通の世間話みたいなものでしたが。

駅で立ち話するだけの短い逢瀬はあっという間に終わり、
私は彼に見送られてまた静岡へと戻りました。
ところがです。
それから3日もたたないうちに、
私は40度の高熱を発し(たぶん知恵熱
これでは致し方ない、と家へ送り返されたのです。
ああ、なんて役立たず
ふがいない姪を許して、おじちゃま、おばちゃま。


本格的な遠距離恋愛、という経験のない私には
金沢との遠い距離を超えて結婚することになった
従姉妹の喜びは想像することしかできないけれど。
よかったね。
これからは毎日一緒だね。
毎日一緒は一緒で、いろーんなことがあるけれど
会いたくて、会えなかった頃の気持ちを
ずっと忘れないでいてね。

雪景色の金沢で、従姉妹夫婦が迎えるクリスマスが
あったかくて素敵なものであるように、
役立たずのお姉さんは祈っています。


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by onlymoonshine | 2006-11-20 16:02 | crescent moon

やっと6月って・・・

「Annie's Dining」よりお知らせです。

「Afternoon Library」に
やっと!やっと6月の読書日記が追加されましたぁ。

えっ?今月はもう11月?
どうするんだ、5カ月分溜まりに溜まった感想文は。
今年中にはなんとかしたい、と思ってます。
わりと本気で。(大丈夫かぁ?)


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by onlymoonshine | 2006-11-17 19:40 | half moon

そのようなことがあったので・・・

そのようなこと(↓の日記参照)があって、
翌日も浜松でのお仕事の最中(Sunshine Market参照)に
実はちょっと一時頭がフラ~っとしたりということもあり、
知り合いの看護婦さんに「なんなんでしょ?」と聞いたら、

「とりあえず、ぐっすり寝なさい」

と基本中の基本なことを指摘され、
天狗連会長からも

「自分を大事にするのは、特に女性は難しいでしょうが、
 ならぬ我がままするが我がまま、でお願いします」

と心に優しさがしみるようなメールを頂いたので、
寝よう、とにかく、寝よう、と
今朝未明からお昼にかけて8時間ちかく
たっぷり寝かせて頂きました。

起きたら・・・寝ながらよほど暴れたのでしょうか・・・
ものすごいボンバーヘッドになってました。
うわ~、すごい。
今週のびっくりどっきり頭。
このままミュージカル・アニーに出られそう。

面白いので♪ボンバヘ、ボンバヘ と歌いながら
そのままほかっておきました。
だらしない、って楽ちんですね。
でも、さすがにずっとこのままはやばいか。

お風呂に入って脱ボンバー。
親父さまのところへ行って参ります。
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by onlymoonshine | 2006-11-13 16:38 | crescent moon

いきあたりばったり

Happy-go-lucky
・・・のんき[楽天的]な、行き当たりばったりの、運任せの
  成り行き次第の(easy-going)

          「研究社 新英和大辞典 第五版」より


日本語で「いきあたりばったり」と言ってしまうと、
ちょっぴりそこには否定的な意味が含まれる。
無計画で考えなしで、
たまたま今回はうまくいったかもしれないけれど、
そういうことでは後から手痛いしっぺ返しをくらうわよ、という
「あんたの生き方綱渡り」的な示唆を感じさせる言葉である。

ところが、英語で「ハッピー・ゴー・ラッキィ!」と言えば、
なんだかもう手放しで喜んでいる感じだ。
なんとなぁくだったけど、こんなにうまくいっちゃった!
わぁーい、やったやったぁ!
途中経過はどうあれ「終わりよければすべてよし」という感覚は、
古き良き農耕民族の日本人には馴染まないのかもしれない。

農業というのは非常に計画的に成されるもので、
その年、その年の天候などを考えながら、
それまでの経験を活かして種まきから収穫までの作業を
的確かつ着実に行わなければならない。
そこに「なんとなぁく」は許されないのである。
「棚からぼた餅」のような諺もあるんだけれど、
せいぜい「ぼた餅」っていうのがみみっちいというか、しょぼい。
逆にいえば幸運の象徴が小判とかじゃなく、
「ぼた餅」というあたり、
へたをすれば腐ってるかもしれないわけで、
幸運だと思ったものが不幸の始まり、という
暗喩さえも感じさせるものがある。

自然と共存し、自然から学んで、
実りという分け前に預かる農耕民族に対し、
勇猛かつ果敢に自然に挑み、君臨し、奪う狩猟民族が
重視するのは、計画性よりも狙い定めた獲物を捕らえる
腕っぷしや、その場を乗り切る判断力。
そして何より肝心なのは、獲物に巡りあうかどうかという
「運」である。

ちなみに私の愛用している、
「研究社 新英和大辞典 第五版」
(これがまた凶器に使えそうなくらい分厚く重い)には、
「Happy-go-lucky」の二つしたの項に
「Happy-hunting-ground」という言葉が
揚げられているが、これは「極楽・天国・楽園」の意。
直訳すれば「幸せな狩猟場」になるけれど、
北米ネイティヴ・アメリカンの一部種族では、
死後、勇者や狩人が、この「極楽」で
狩りと豊かな食事を楽しむと信じられているんだそうだ。
死んでからも狩りだなんて、そんな殺生な、とも思うけれど
彼らにとっては蓮の花が咲く池の周りで心静かに過ごす
ことになんて、魅力のかけらもないんだから仕方ない。

彼らからすれば「くもの糸」なんて、
全然ピンとこない話なのかもしれないなぁ。
まあ、そんなことを思ったりもする
「運の良さ」解釈の違いなんでありますけれども。

いきあたりばったり、が負のイメージなのは
「バッタリ」という語感のせいかもしれない。
行き当たって、バッタリ=行き倒れ、みたいな。

行き倒れではないんだけれど、
私が「バッタリ」倒れたのは先週のこと。
ここのところいろんなことが重なって、多忙でもあり、
人間関係から生じる精神的なストレスも
たまってきていたのかもしれない。
病院で父に付き添い、その帰りに天狗連の俳句の会、
「天句会」へ参加していたら、
会も終わり頃、視界が狭くなり暗くなってきた。
「あ、やばいなぁ」と思って、トイレへ行こうと立ち上がり、
座敷から廊下へ出る襖に手を掛けようとした瞬間、
なんにも力が入らなくなって・・・
気がついたら仰向けにひっくり返っていた。

「なんだなんだ」、「おいおい、大丈夫?」という声が
聞こえるのだけれど目が開けられないし体が動かない。
位置的には、呈茶さんと虚生さんが座っている間に
ちょうどパッタリ倒れ込んだようになってるらしい。

「たちくらみ?動かないで、ちょっと寝てたほうがいいよ。
帰りはお迎えに来てもらうんだよね。電話しようか?」
呈茶さんが甲斐甲斐しく面倒を見てくれる。
ありがとう、呈茶さん。
これからは呈茶さんを天狗連の保健委員と呼ぶからね。
虚生さんがフォローしてくれる声も聞こえる。
「彼女、すごく忙しいから。お父さんも入院してるし、
夜は店もあるし、うちがコピーの仕事入れちゃうし」
それに応えて初音さんが、
「虚生さんのせいなのね、虚生さんの」
と言っている。いやいやいや、そうじゃないのよ。
そうじゃないの、と言いたいのだけれど
弱々しく手を振ることしかできない。
情けなくてちょっぴり涙がにじんできた。
「楽になるから。これ、当てた方がいい」と、
重ねたお座布を頭の下に差し入れてくれたのは会長。
会長、すみません。
せっかくの句会でこんなことになって申し訳ないです。
ちょっと離れたところから、へるさんの声が聞こえた。
「ケツが重くて倒れたのかと思いましたわ。わはは」
てめえ、へる吉。覚えとけ。

そんな様々な想いも口に出せないまま、
呈茶さんからの電話で車を飛ばしてきてくれた
旦那さまに寄っかかって階段を下り、
家へと運ばれていった私なのでありました。

なんとかなるさ、ではなんともならないこともある。
いっぱいいっぱいになる前に、
もうちょっと体のことも考えて、
計画的に日々を送らなきゃいけないなぁ、と
しみじみ「いきあたりバッタリ」を反省する今日この頃です。

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by onlymoonshine | 2006-11-13 14:50 | moonless

白菜。そして、山川豊。

夢と現実の区別がつかないことは、よくある。

日曜の朝。
目覚ましが鳴った時、頭の中には音楽が流れていた。
すぐに目が覚めるように、なるべく耳障りの悪い音を選んで、
最大音量にセットした携帯の
「リリリリリ!リリリリリ!」というコールが、
なぜかその音楽にぴったりのリズムを刻み、
私はまた心地よい眠りの中に戻っていきそうになる。
そこへ、優しげな男性ボーカルが加わった。

「アニー。アニー。今日はレッスンでしょ、起きなさい」

あれ?旦那さまの声である。
なんで旦那さまが一緒に歌ってるのかなぁ。
そこで、うっとりと目を開けた私の第一声。

「ホイットニー・ヒューストンの曲の話って、したっけ?」

一応、自分に夢と現実をごちゃまぜにする癖があることを
了解しているがための疑問形である。
そして、もちろん旦那さまも、それをよく承知している。

「ううん、してないよ」
「ホイットニー・ヒューストンの曲をね、ブリ、ブリ・・・誰だっけ?」
「ううん、そんな話してないよ」
「曲をカバーしたっていう話だよ?」

私も相当しつこい女である。しかし、旦那さまは辛抱強い。

「うん、うん、大丈夫だよ。それは夢の話だから」

あやすように言われ、ようやく私はしぶしぶ体を起こす。
歯を磨きながら、「あぁ、ブリトニーか」とやっと思い出した。
ブリトニー・スピアーズが、ホイットニーの曲をカバーした。
そんな夢をみていたのだった。
特にブリトニーが好きってわけでもないのに、
なぜそんな夢をみたのかは謎だ。
フロイト的夢分析派なら、
「ホイットニー・ヒューストンは男性の象徴で・・・」
とか言いそうである。
フロイトって、どうしてなんでもかんでもエロスの方向へ
もっていっちゃうのでせう。
あの夢分析をすると、自分の頭のなかはソウイウコトで一杯なのかと
ちょっと情けなくなってしまう。

それはさておき。
歌手や俳優の名前が思い出せないとか、
映画や曲のタイトルが出てこないとか、
そんなことは現実でもしょっちゅうなわけで、
脳細胞が日々着々と破壊され続けるうちに、
とうとう夢の中までボケが進行してきたみたいだ。

先日もどういう話の流れだったのか
(はい、それさえも忘れましたが)
お店で鳥羽一郎の話になった。
「もと漁師なんだよね」
「そうそう。弟も演歌歌手なんだよね」
そこで、ハテ?とみんなが首をかしげた。

弟、なんて名前だったっけ?

知ってたのに。ちゃんと知ってたはずなのに。
鳥羽一郎のファンでも、その弟のファンというわけでも
ないのだけれど、
いや、たぶんファンが名前を忘れはしないだろうし、
ファンなのに忘れたのならそれこそボケの進行極まれり、
なのだけれど、
やはり知ってたはずの名前を思い出せないというのは
なんか気持ちの悪いもの。

「鳥羽一郎がもと漁師なら、きっと弟もそうなんだよ。
たぶん、波とか島とか海関係の名前だよ」

確信をもってそう言いながらカラオケ本をめくりだす私。
でも、ぜんぜんピンとくる名前がない。イライラ、イライラ。
そこで旦那さまが文明の利器・携帯でIモード検索。
「鳥羽一郎、弟。こんなんで出るかな?」

すると・・・「出た!山川豊だ」

あぁ~、そうだよ、そんな名前だったよ。
しかも、と私はがっくりうなだれる。

「山川って・・・海と全然かぶってないし・・・」

脳年齢テストで「超17歳」と診断されたのは
何かの間違いだったんだろうか。
脳細胞はお酒を飲んでも、頭をどこかにぶつけても
どんどん破壊されていくらしいのだけれど、
どっちも思い当たるから嫌になる。
距離感がうまくはかれないのか、しょっちゅう頭をぶつける私。
それも視界がブレるほど思いっきりだもんなぁ。

でも、と私は遠い過去の記憶をたぐり寄せる。
あれはたしか中学に入学するかしないかの頃。

「もう起きなさい!起きないと遅刻するよ!」
強引に起こされた朝、私は火がついたように泣きわめいた。

「うわぁ~ん!!!お母さんがキャベツで殴った!!!!」

「何言ってるの。何がキャベツなの?」呆れる母に私は首を振り、
「キャベツじゃない。キャベツじゃない」と、さらに泣いた。
母が私を殴ったのは、キャベツで、ではない。
キャベツじゃなくて、キャベツじゃなくて・・・それは白菜だったのだ。
その「白菜」が出てこないのが悔しくて、私は泣き続けたのだった。
いや、もちろん夢の話ですよ。
うちの母は野菜で娘をぶったりしません。

お酒のせいでも、頭をぶつけてばかりいるせいでもない。
私は子どもの頃から、夢の中でもボケていたのだ。
つまり・・・「寝ぼけ」っていうやつね。

そんなわけで、脳を鍛えるトレーニングって
やっぱり必要なのかもしれない、と思った次第。


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by onlymoonshine | 2006-11-08 15:34 | half moon

DVDタイトルにまた笑う

旦那さまとレンタルショップをハシゴ。
私は怖いからあんまり好きじゃないんだけど、
久々に観たい、と旦那さまが言うので
バトルロワイヤル1と2を探しに行ったのです。

一軒目のお店で。
棚から棚へと巡りながら
「探しにくい並べ方だなぁ~」とブツブツ言い、
「在庫とか、棚を調べられる検索システム導入すればいいのに」
などと言っていたら、
やはり同じように棚をずーっと巡っている女性二人が。
二人とも全体にパステルっぽいジャージにエプロン。
全身で保育士さんですよ、とアピールしています。
先輩らしい方の女性が、「こーんなね、こんな感じの踊りなの」
とやってみせてるところを見ると、
子ども達のためのダンスDVDを探していたのでしょうね。
店員さんに聞いても「ありません」と言われたようで、
彼女たちはお店を出ていきました。

私達もバトロワ1の方が貸し出し中になっていたので、
そのお店を出て二軒目へ。
すると。
そこでも先程の女性二人が・・・棚の間で踊っていました。
祝・再会。

さて、私達はこちらのお店へ入るのが初めて。
こっちはこっちで並べ方が違うので、
再び棚の間をさまよい歩いていると、
旦那さまがボソリとDVDタイトルに突っ込んでいました。

女ねずみ小僧って。小僧ですらない」

うはは。本当だ。
調べてみたら、これパチンコと連動したドラマみたいですね。

女ねずみ小僧 ただいま参上!

女でありながら小僧である、という
この不条理なタイトルのドラマはだいぶ前からあったようです。
1970年代に小川真由美さん主演のドラマシリーズが。
「今でいうバーのマダム」風のセクシー衣裳だったようですね。
そして、宝塚の男役出身・大地真央さんも女ねずみ小僧だったらしい。
こちらは1989年の作品だとか。

どうも時代を超えて時々出没するものらしいけれど、
やっぱり「ねずみ小娘」というわけにはいかないもの
なんでしょうか。
「女狼男」とか「男猫耳娘」とかいうのは
やっぱり変だと思うんですが。
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by onlymoonshine | 2006-11-04 19:51 | crescent moon

更新 そしてメンテナンス

うかうかしてるうちにもう11月。
10月29日に開催したPick House初の
ハロウィン仮装パーティーのドタバタ模様は
Sunshine Market」で報告するとして・・・。

一年のうちに何度も思うんだけど、
早い。月日のたつのは、スバラシク早い。
こんな調子で一年が過ぎていっちゃうのは
なんかやばいんじゃないかと思うくらい早い。
人生の折り返し地点、なんてよく言うけれど
カウントアップからカウントダウンに切り替わる時期
というのがあって、そこから時間は加速するらしい。
人それぞれなんだけど、傾向としてはね、
男よりも女の方がすみやかにカウントダウンへ移行します。
まあ、おしまいの日を確定できない以上、
あまり意味のないカウントダウンなんだけれども。

早いな、と思うのにはなにかきっかけがあるもので、
我が家にも「えっ、もうこんな時期?」と焦る出来事が
巡ってまいりました。

それは「車検」。

先月の初めくらいに「そろそろですよ~」という
ハガキは届いていたんです。
でも、お金のかかることには
なるべく長く目をつぶっていたい私なので、
心にひっかかりながらも放っておくこと約ひと月。
「もうそろそろやばいんじゃないの~?」という
心の声が意識の中へ呼びかけてくるのも頻繁になり、
いやいやながらハガキを取り出してみました。

きゃ~!!車検の有効期限は今日まで!!

つぶっていた目を見開いた私は、
あわてて知り合いの整備工場へお電話。

「あのぅ、あのぅ、うっかり忘れてたんですけど(嘘)
 車検、今日までだったんです」
「お~良かったね、気がついて。急いで持っておいで」

持っておいで、はいいんだけど先立つものがなぁ。
なんで二年の間に車検費用を積み立てとかないんだ。
車検のたびに激しく悔やむんだけど、
いつだって後の祭りさ!わっはっは。笑えないよ~ぅ;;
とりあえず小金をかき集め、
かき集めても足らない分は他の支払いから流用し、
それでも足らない分は「また今度払います」と言い放ち(コラ)、
なんとか車検を切り抜けました。
実際、支払いが終わるまでは切り抜けたわけじゃないのデスガ、
整備してもらったおかげでちょっと調子もよくなった車で走ると
なんだかもう全てが完了した気になってるのがコワイ。
小心者の私もずいぶん気が大きくなったものです。
「なんとかなるさ」精神に満ち溢れた旦那さまの悪影響おかげかしら。

わが愛車、ワゴンRのサンボくん(ちっちゃくて黒いので)は、
実は車検前まで走るとカリカリとかシャンシャンとか
変な音をたててたんですが、
「ベルトを取り替えたから泣かなくなりましたよ」と整備士さん。
「それから、オイルはこまめに換えてあげてくださいね~」
とも言われました。ごもっともです。ゴメンナサイ。
走ればよいのだ的な考えをモットーとしている私たちは
ホントに車に手をかけない。
車検って、そういう手抜きさ加減を人目にさらすようで
ちょっと恥ずかしいなぁ、と二年に一度だけ反省する。
走ればよいのだ、だけど、
走らなくちゃ困るわけだから、
最低限のメンテナンスはしなくちゃいけないんだよなぁ。
身にならない反省ですが、こんなことを思うのも
二年に一度、きちんと車検が巡ってくるからなわけで。

車検とか、免許の更新とか、
そういう制度が人間関係にも定期的にあると
いいんじゃないかと思いますね。
お互いの関係をみつめなおして、
相手の状態をきちんと把握する。
変な音をたててたり、動きに変化が起きているなら、
やっぱりそこには何か原因があるんだし、
心地よい関係性を保つには、
ベルトを替えたりオイル交換したりするように
メンテナンスも必要なんだと思う。
自動更新だ、なんてタカをくくってると
決定的な故障につながる場合もあるわけですね。

そこまで手をかけるのは面倒だ、と思うなら、
それはやっぱり気持ちの温度が低くなってきているからで、
修理するより新車かな、なんてことにも発展しかねない。
でもねぇ、機械とちがって、
人間はなかなか勝手に壊れるもんじゃないからね。
そしてもちろん、どちらかだけに責任があるわけでもない。
人間どうしの関係に、10:0はない、って私は思う。

修復不可能な関係というのは、哀しいけれど確かにある。
でも、つらいことかもしれないけれど、
そこへ至るまでの原因をちゃんとみつめなおすことは、
最後の思いやりだし人としての礼儀だと思う。
ちゃんと、それをしないと、
新しく生まれる関係性まで、
きっとまた気づかないうちに壊してしまう。

積み重ねては壊していく、その繰り返しのなかからでも
何かは確実に自分のなかに残る。
だとすれば、やっぱり人生はカウントアップなのかなぁ、
などと思ったりもした「我が家の車検」だったのでした。
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by onlymoonshine | 2006-11-03 15:17 | half moon