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カチューシャ

またまた「Sunshine Market」との共有ネタですが。

Sunshine Marketが読めない!(原因不明)という方のために
ここまでの概略を解説致しますと・・・
うちのお店にご主人に連れられて遊びに来てくれた
ナディアさん(ロシア出身)がカラオケで「カチューシャ」をリクエスト。
ところが、うちのカラオケに入っていたのは
「カチューシャの歌」(作詞/島村抱月・相馬御風 作曲/中山晋平)で、
「コレジャナイ!」とナディアさんは不服そう。
ナディアさんが(もちろん原語で)歌いたかったのは、
私達が小学校の頃、「♪りんごの花ほころび~」
って教えてもらった方ですもんね。
(解説終わり)

「カチューシャの歌」は大正3年、芸術座で
トルストイ原作の「復活」を初演した時、
松井須磨子が歌った劇中歌。
当時大流行した歌なのだそうですが、
こっちは無実の罪でシベリアに送られることになった
娼婦・エカテリーナの物語。
一方、ナディアさんがリクエストした「カチューシャ」は
1938年~9年に作られた歌だそうで、
日本製「カチューシャの歌」の方が古いんですって。

(*参照「二つのカチューシャ」←結構おもしろかった!)

ナディアさんは「カチューシャ」を、

「戦争の時の、兵隊の歌。コイビトと離れる、逢えない。寂しい・・・。
カチューシャは、女の子の名前」

と、説明してくれました。
それにしても、みんな小学校や中学校で習ってる歌なのに
なんでカラオケには古い方しかないのかなぁ。
不服そうなナディアさんのために、ちょこっとだけ
歌い出しの部分を原語で歌ってみる私。すると彼女も、

「アッ!ナゼ、知ッテルノ?!」

目を輝かせて歌い出しました。
なぜ、知ってるかというと、まぁ、なんというか
うちの母がちょっとしたロシアかぶれ(?)だったんですわね。
うたごえ運動世代だもんなぁ。
昔、この街に「ウクライナ民族舞踊団」(ダッタカナ?)が
公演に訪れたことがあったそうで、
母はその時代のかったパンフレットを大事に持っていて、
私に見せてくれながら“原語カチューシャ”を
歌ってくれたりもしたわけです。

でも、母の歌ってくれた「原語カチューシャ」が
いかにいーかげんなものだったかを、
ナディアさんの歌で思い知りましたね。
母よ。全然ちがうやんか
あなたのロシア語、めちゃくちゃですわよ。
そのめちゃくちゃを、又聞きで覚えた私ナノデスカラ・・・
歌い出しでやめといてよかった。

それでもナディアさんは、
母から教えてもらったの、というと

「お母さん、すごい。お母さん、ロシアが好きね!」

と喜んでくれました。
そこでナディアさんのご主人が、ハタ!と納得。

「あー、それでアーニャって呼ばれてたの?」

はい正解。
Annieというニックネームは、
アカペラのグループを結成したときに命名してもらったもので、
うちの旦那さまはそれを変えて「アーニャ」って呼びます。
でも実は、子供の頃すでに「アーニャ」と呼ばれていた私。
はい、母のロシアかぶれのせいですよ。
ちなみに弟たちはサーチェンコターチェンコだった。
どんな家族なんだ。恥ずかしいなぁ、もう。

ナディアさんによると、

「アニーは、ほんとうはアンナ。アンナ・カレーニナのアンナよ!」

だそうです。
それを聞いて「♪あんな~ぁ~ クリスマスキャンドルの火はぁ~」
と歌い出す甲斐バンド世代のナディア・ダーリン。
してみると、梅宮アンナもアニーか。
梅宮アンナのお母さんも、たしか北欧出身でしたわね。

ナディアさんの本名はすごく長く、

「○○○○・ニコライエフ・ナディジダ・○○○○」

○部分は覚えきれなかった・・・。
ニコライエフ、っていうのはお父さんが「ニコライ」さんだから。
お父さんの名前まで、自分の名前にくっつくんですね。
そういえば、私がクラブでバイトを始めた頃、
夜の世界で遊び回っていたうちの父上を知っている人が
お客さんにいて、
私のことを父の名前でいつも呼ぶので閉口したことが
あったっけなぁ。

そんなことを思い出したりもした国際交流の夕べでした。


メインダイニングはこちら 「Annie's Dining
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by onlymoonshine | 2006-10-24 14:48 | half moon

トラックバックについて考える

あんまり触れない方がいいのかなぁ、とも
思ったりするんですけれども。
なんかすごいタイトルのトラックバックが。

・・・カンボツって・・・ねぇ。言われましても。

いや、真剣に悩んでいらっしゃる方もいるはずなので、
ここは私も真剣に考えるべきなんだろうか。
これで私は結構なんにでも真面目に取り組むタイプなのよ。
赤ちゃんの時はみんなカンボツしてるはずだ。
大人になっても、そのまんまっていうことだよね。
それって・・・なんかかわいくない?
かわいっぽいけど、やっぱり問題あるのかなぁ。

一応、真面目に調べてみましたよ。

「・・・原因は乳首が充分に発達していないことだと
 されています。このまま放置しておくと、出産後
 赤ちゃんに授乳するときの障害になったり、 垢が
 たまって不潔になり炎症を起こすことがあります」

んお。わりと問題あるんですね。
でもね、これ調べたのは婦人科クリニックのHP
だったんですけど、
「特殊な糸で縛って、入院・通院も不要、
 傷痕も残さず、当日シャワーもOK」
な治療があるそうですよ。よかった、よかった。

こちらのHPです。「婦人科の正しい知識


「洗濯ばさみ」は使わなくてもよさそうです。
いや、無茶だ、洗濯ばさみなんて痛すぎる。

かくいう私も、実は子供の頃、洗濯ばさみで
“ある部分”をつまんだことがあるのですが。
私の場合、それは・・・「鼻」。
カンボツこそしてませんが、生まれたばかりの私を見て

「粘土に指を二本プツッと指したような鼻」

と父が表現したほど控えめなお鼻ちゃんは母譲り。
祖母と母と私の鼻は瓜みっつです。
よく「鼻が上向いてる」なんて言いますが、
なかなか上は向きませんよ。
「前向き」な鼻と言ってほしい。

そんなことはどうでもいいんですが、
やっぱり子供心に悩んでいた私は、
小学校から帰宅するとひそかに洗濯ばさみで
鼻をつまんでみたのです。
ちょうど鍵っ子で、うちには誰もいなかったので。
はじめは痛い。
そのうち痺れてきて、あまり痛みを感じなくなる。
ところが、そういう時に限って、
ご近所の人が回覧板を持ってきたりするんですねぇ。

居留守を使う、という頭もなく、
でも、このまま玄関に出るわけにもいかず、
鼻から洗濯ばさみをはずすと・・・・うひょ~!!
いきなり血の通い出したお鼻ちゃんがじんじん痛い。
鏡を見ると真っ赤になって、
おまけに洗濯ばさみのスジスジがついている。

季節はずれの赤鼻のトナカイ、みたいになって、
それでも鼻を押さえつつ玄関に行くと、
隣のおばちゃんが心配そうに、

「どうしたの?鼻血?見せて」

いやあああ、見ないでおばちゃん!
顔中真っ赤にして首を振る私。

「恥ずかしくないから!見せてごらんなさい」

いや、恥ずかしいんだってば。やめて。やめてよおう!
赤いだけならともかく、
このスジスジをどう説明すればいいのか。
必死に拒否する私に首をかしげながらも、
おばちゃんはようやく諦めてくれましたが、
それ以来、私は「洗濯ばさみ隆鼻術」を断念しました。

洗濯ばさみはやたらに使うもんじゃない。
続けていたら、今頃もう少し鼻が高かったかもしれない、
などと、思わないでもない、けどね。
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by onlymoonshine | 2006-10-21 11:48 | moonless

秋祭り

10月はお祭りシーズン。
ここ2、3週間ほど、週末になると
パパン!パパパパパン!!・・・と
爆竹の音が聞こえてきたり、
運転中におみこしの列に出くわしたりしてました。
夜ともなれば、あちこちで打ち上げ花火が上がります。
これは最近になってのことじゃないかと思うんだけど、
住宅地の真ん中の小さな公園でも
打ち上げ花火を上げてたりする。
普通の住宅密集地なので、
火の粉は公園の横に建っている家の屋根とかに
バラバラ落ちてきたりしてます。
大丈夫なのかなぁ、と、ちょっと心配になりますね。

一応、その地域の消防団が控えていて、
小さい消防車が停まってたりもするんですけど。
でも、屋根とかに火がつく前に、
念のために水をかけるわけにはいかないんだろうし、
火がついちゃったらいくら消し止めてくれても
オダヤカじゃないよなぁ。
その付近の人がみんな祭りで盛り上がっていて、
ちょっとくらい屋根がコゲたってケガ人が出たって仕方ない!
祭りだ、祭りだ!って雰囲気ならいいんですけどね。
この地域でも祭りを盛り上げようぜ、って感じで始まった
新興のお祭りには、
まだ住民の祭りに対する「覚悟」みたいなものが
腹に据わってないんじゃないか、って気がする。
覚悟が決まってないのに、なんとなくコトを進めてしまって
問題が起きてから文句をいう人がやたらに出てきて
大騒ぎになる・・・っていうのは
この国にありがちな場面だと思うんですが。

ん~、こういうのを老婆心というんだろうか。
でも全体が浮き足立ってる時にこそ、
老婆は何人かいた方がいいんじゃないかと思いますね。
もちろん、老婆だらけでも困る。
要はバランスなんだろうなぁ、という場面に先日出会いました。

それは、天狗連イロモノメンバーに営業の声を掛けて頂いた
ある神社でのお祭りでのこと。
結構歴史あるお祭りのようで、手筒花火の奉納があったり、
広い境内には屋台もいろいろ出て、大勢の人が集まります。
ステージでは地元小学生も参加する和太鼓の演奏に続き、
我が天狗連の漫才、太神楽、コント、
そして最後にみんなのお楽しみ!「抽選会」が行われます。
ステージ前に集まっている人々の目的は、
ほとんどこの「抽選会」というわけで、
私達の漫才なんて聞く人いるのかしらね~、という
感じだったんですけれども。

私がその「場面」に遭遇したのは、ステージ裏の控え室。
出番を終えて控え室に戻り、お弁当を頂いている横で、
若者が中心の実行委員さんたちが
抽選箱の準備をしていました。
住民の方々が住所や名前を記入した紙を箱の中に入れていく、
その作業の途中、
ハッピ姿のおじさまが少々酔っぱらい気味の様子で現れ、

「おーい、これも入れてやってくれ。
 なんか当ててやってくれよ~」

と、若者達に声をかけたのです。
そのおじさまは、まあ、お祭りの世話係みたいな人なんでしょう。
誰かから「なんか当たるようにしてね」と頼まれて、
おーし任しとけ、くらいの感じで引き受けちゃったんですね。
すると、実行委員長らしき若者は「キッ!」と振り向き、

「そういうことはできないんで!
 公平じゃないと問題になるから困ります!」


と言い放ちました。
バチン!と拒絶されたおじさまは、一瞬きょとんとした顔になり、
そして、憮然とした表情を浮かべると背を向けて外へ。
実行委員長の若者は、ちょっと青筋たてた顔つきのまま、
「ああいうのは、ホント困る」とブツクサ言いながら
作業を続行しています。
落語の登場人物なら「剣呑だねぇ」とでも言いたい雰囲気。
あらら、と思いつつも黙々とお弁当を消化する私達みるくわいん。
なんかこういう時は箸が置けなくなりますね。
不穏な空気を感じると、人はトリアエズ目先のことに集中します。

しばらくして、そこに登場したのは
ハッピ姿の老婆、ならぬ老爺。
手にはさっきのおじさまから受け取ったらしい紙。
老爺さまは「おいおい」と言いながら座敷に上がってきて、

「わしが○○さんからこれを預かってきたで。
 あの人も祭りのためにいろいろ動いてくれた人だから
 あんたも頭ごなしに文句をつけちゃいかん」

と、若者を諭しました。実行委員長はそれでもブツブツと

「でも、こういうことは、公平じゃないと・・・」

と言いかけましたが、老爺さまは穏やかな調子で続けます。

「公平じゃなきゃいかんよ。
 だから、あの人の顔も潰さんで、
 誰からも文句が出んようにすればいい。
 この紙は置いていくでな」

紙を抽選箱の上に置き、飄々とした様子で出ていく老爺さま。
黙ったまま、その紙をみつめる委員長。
そして、彼の出した結論は、というと・・・
クジを引く係りを、会場に集まった子ども達に任命したのです。
次々とステージに上がってきては、ちょっと背伸びして、
抽選箱から神妙な顔で紙を取り出す子ども達。
その姿には、誰も文句のつけようがありません。
会場のどこかで笑っている老爺さまの姿が見えるようです。

爺さま、お見事。
若者の言っていることは確かに正しいけれど、
正論を振りかざすだけが能じゃない。
うまくおやんなさい。
祭りは楽しむもんなんだよ。
・・・爺さまは若者にそう伝えたかったんですね。

うまくやる、という言葉の響きを
あまり心地よく思えなかった時代もあったけれど、
私もだんだん頑ななだけが能じゃないな、と思えるように
なってきたような気がします。
まあ、そう思いつつも、うまくやれないことの方が
いまだに多いんですけれども。
やはり、老婆は一日にして成らず、ですわね。

ついでですが、肝心の漫才の方はどうだったか、と
申しますと・・・まあ、お祭りだしね!あんなもんじゃないの?
(逃げ口上)
ちょっと困ったのは最前列に「ツッコミ客」がいまして、
みるくちゃんがボケをかますたびに

「バッカじゃね~の~!」
「そんなことも知らね~の~!」


と叫ぶんです。
あの・・・ボケてるのは、この人の仕事なんで。
そーじゃないと漫才って成立しないんで。
その人のツッコミを阻止すべく、先回りしてツッコむ私。
というわけで、間もなにもあったもんじゃない漫才になりました。
ま、これも経験だ!

この街の秋祭りシーズンも、
今週末でそろそろ幕を閉じる頃です。
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by onlymoonshine | 2006-10-19 12:20 | half moon