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ポジティヴ・トーキング

包帯グルグル巻きで半分ミイラ化している旦那さま。
先日、アトピーをかきむしって全身血だるまになったため、
ひっかき予防も兼ねてのグルグル巻き。
傷口からは血や、私達が「汁」と呼ぶところの液体が
ずっとにじみ出ています。
旦那さま液状化現象

まあ、髪の毛が変な色に染まったせいで、
「美しくなければ生きている意味がない・・・」と
泣きながら溶けはじめたハウルほどの液状化ではない。
「ハウルの動く城」って感動ポイントがいまいちわからないんだけど。

ハウルは置いといて。

その液状化のおかげで、ガーゼや包帯が傷に張りつくため、
はがす時はものすごく痛そうです。
でも、傷口を洗浄して薬をつけねばなりません。
「かゆい」と「痛い」だけを交互に口にする旦那さまに、
こんなご提案をしてみました。

「『かゆい』、って言わない。
 代わりに『おいしい』って言ってみて」

辛い状況をちょっと楽しんでみましょう、と。
どう表現したってかゆいものはかゆいし、
痛いものは痛いんだけれど、
そればかりを口にしていると
ますます意識しちゃうんじゃないかと思うんです。
つらさとは逆の快楽的なコトバで表現すれば、
もしかしたら脳みそがだまされてくれるかもしれないし。

え~、そんなん無理、と言ってる旦那さまを促して、
レッツ ポジティヴ・トーキング

「あっ、おいしい。ちょっと腰のとこがおいしくなってきた」

自分で言って、わはは、と笑っている。いいぞぅ。

「痛いときは『涼しい』って言ってね。はい、ガーゼはがすよ」
「うぅぅ、涼しい涼しい」
「わぁ、ここカサカサになっちゃっておいしそう~」
「おいしそう、って、わはは」

笑ってのけぞった瞬間、旦那さまの頭が床にゴチン。

「うっ、・・・すず・・・」

かゆい→かゆくない、痛い→痛くない、という言い換えよりも、
まったく関係ないコトバで言う方が、
一瞬考えないと出てこないぶん気が紛れるみたい。
結構オススメですよ。ポジティヴ・トーキング。
by onlymoonshine | 2006-08-22 12:24 | half moon
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